少し前に、僕がやっているこの仕事が「時間を提供しているのか？サービスを提供しているのか？」という議論があった。
あまり時事ネタというか、こうした議論には乗らないのだけど…
ただ、僕自身はこの問いに確信を持って、こう答えられる。
「時間」
もちろん、プロとして最低限提供したいものはあるし、それに関して妥協するつもりはない。
でも、そういうサービスの価値と、ただ一緒にいること――何かを話すでもなく、考えるでもなく、ただ共に時間を過ごす価値とを比べると、後者の方が圧倒的に高いように思う。
人と人が一緒にいるって、それだけ力があって、それだけ価値がある。
「サービスを提供しよう」という視点は大切なのだけど、それだけに囚われていては、見えてこないものもある。
一緒にいる時間。
それは僕が一番大切にしたいものだし、だからこそ、この答えには確信があるのだ。
