僕は、お客さまの年齢というものに、ネガティブな思いを抱いたことはない。
本当にないんだけど…
いつも思うのが、どうやってそれを伝えたらいいんだろうか？ということ。
言葉、とくに書き言葉では、いくらでも綺麗な外見を取り繕える。
そういう取り繕いを捨てて、今の自分の思いにピッタリな言葉を探しているのだけど、なかなか見つからない。
「年齢なんてただの数字」というフレーズがある。
でも、その人が積み重ねてきた年月や経験を「ただの数字」なんていうのは失礼だと思う。
「若さは心の持ちよう」というフレーズがある。
でも、若さとか老練さとかは、心のあり方というより態度や信念の問題だと思うし、それを「心の持ちよう」なんていうのは矮小化しすぎなんじゃないかと思う。
そんな風に、決まり文句をひとつ一つ潰していくと、本当の自分の言葉にいつか辿り着けるんじゃないかしら。
簡単なことじゃないんだけど、いつかは、そういう言葉に出会えるんじゃないか、と信じている。
市村三座の写メ日記
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年齢と経験が紡ぐ豊さ （12） | 「年齢を重ねてこそ」ということを伝えたいんです市村三座
