僕が影響を受けた人ってものすごく多いのだけど、やっぱり「中でも！」という人はいる。
その一人が「いねむり先生」こと色川武大。
「麻雀放浪記」なんかで有名で、坊や哲のモデルにもなった小説家・雀士。
彼の流儀の一つが「勝ちすぎないこと」。
これは「勝負で一時的に大きく勝ってしまうと、次からは激しくマークされ、勝ち続けることが難しくなる」ということももちろんある。
でも、それ以上に「過去の大勝ちに引っ張られて、自分のフォームを崩してしまう」ことを、彼はずっと警戒していた。
勝負はある意味平等な世界で、ずっと無敗のまま勝ち続けるなんてあり得ない。
だからこそ、勝ち方にも負け方にも、続け方にもこだわる。
勝負師って、独特の考え方をする人が多くて、とにかくカッコいいのだ。
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