【気をつけたい！姿勢のはなし】- 市村三座（宴)愛知/性感マッサージ

これを言及すると、途端に老害認定される代表的なものが「姿勢」。
確かに、気にしない人は全然気にしないし、かつての僕もまったく頓着しなかったから「姿勢よく」と言われても「ウルセー」としか思えない気持ちもよく分かる。

でも、マッサージを本格的に習ってみると、やっぱり姿勢はすべての健康の基礎なのだ。
ただ「背骨を綺麗なS字に」みたいなコツは、個人的にはあまり意味がないと思っている。
なぜかというと、人間は直立不動でいることなんてあまりないから。
歩いたり、座ってデスクワークをしたり、家事をしたり…まあ、何らかの動作・動きがあるのがふつうだ。
だから、姿勢も「動き」の中でいいものじゃないといけない。

今の僕の考えは、いい姿勢というのは「呼吸が自然に通る」。
呼吸をするときは、肺に筋肉は付いていないのだから、横隔膜を使ったり、肋骨を少し広げたり、肩を左右または上下に動かしたりする。
そういう動作が無理なくできると、呼吸がお腹や胸のあたりにスッと通って、身体が少し広がるような感覚がある。
こういう感覚は、傍から見ていてもわかるものだ。

呼吸がちょっと難しい場合は、「笑顔が似合う姿勢」がわかりやすいかも知れない。
悪い姿勢、たとえば猫背で屈んでいるような姿勢は、笑っていてもちょっと不気味で、爽やかな感じにはならない。
笑顔が自然に感じられる姿勢は、逆にどんな顔であっても、何となくいい印象を与える。
だから、とりあえず無理矢理にでも笑って、それに合うような身体を作ると、すこし姿勢がよくなるんじゃないかと思う。