【美しき下腹ぽっこり | 瓢腹(ひさごはら)の話】- 市村三座(宴)愛知/性感マッサージ

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    美しき下腹ぽっこり | 瓢腹(ひさごはら)の話

    僕は歴史を勉強するのが好きで、歴史にまつわる本もよく読んでいる。
    理由は色々あるけど、一番大きいのは「違った価値観に触れられること」だと思う。
    ほんの50年ほど遡るだけで、人間は別の価値観や物の見方をするようになる。


    こういうことがわかるのは痛快でもあるし、今の自分のなかにある価値観が絶対ではないことがよく見えてくる。


     


    とくに、美意識は時代や土地が変わるだけで簡単に変わる。
    たとえば、現代では「下腹はスッキリと細くて腹筋の6パッドが見えること」が、美の1つの基準だったりする。
    でも、時代を遡ればそんなことはなくて、たとえば金剛力士像なんかの下腹はぽっこりと出ている。 


    ちょっと難しい言葉で言うと、ひょうたんみたいな形をしているから瓢腹(ひさごはら)という。
    当時は、へそのちょっと下あたり、いわゆる臍下丹田のあたりに重心が座っている方が機能的で美しいとされていたから、こんな体型が彫刻にもなっていた、というわけ。


    そして、実際現代の格闘家にもこういう体型の人はいっぱいいる(むしろ、重量級はこっちの方が多い?)。
    格闘技という場面では、機能を追求したひさご腹の方が上なのだ。


    だから、6パッドのお腹も、別に絶対の美の尺度ではなくて、簡単に変わる基準に過ぎないことがわかる。
    こういう複数の尺度を持つと、美しさに対する考え方も、ずいぶん変わってくるんじゃないかと思う。


     





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