守破離、という言葉がある。世阿弥の言葉とも、もっと前からある言葉とも言われているけど、その意味は、
守…基本や型を身につける段階
破…既存の型を破り発展させる段階
離…基本や応用から離れ、独創的かつ個性を発揮する段階
という、修業の段階のこと。
この言葉を知ったのはずいぶん昔だけど、僕なりに色々学ぶ中で、この言葉の意味するところも少し分かってきたように思う。
つまりこういうこと:
仕事でも、芸事でも、「技」とか「型」とかは補助輪みたいなもの。
自由に動けるようになるための前段階で、それに拘泥するのは全くよくない。
いつかは補助輪を外し、より本質的な何かを使っていく必要がある。
だから、僕なりに解釈すれば、守破離は
守…とりあえず補助輪で乗れるようになる段階
破…補助輪を外して、色々転んでみる段階
離…本来使うべき車輪で、自由に動けるようになる段階
という段階になる。
結構的を射ているように思うのだけど、如何かしらん。