情報リテラシーという言葉がある。
僕が初めてこの言葉を聞いたときは「基本的な読み書き、取り扱いのための能力」という定義だったように思うけど、最近は「活用能力」という訳語の方が一般的みたい。
要は、世の中に溢れる「情報」とどうやって付き合うか、どうやったら情報を上手く使えるか、に関する知識のこと。
僕が勉強したのはもう10年以上前だと思うけど、そこで気づいたのは「世の中の情報というのは、基本的に『誰かの意図』を必ず含んでいる」ということ。
よくあるケースが、「その情報が広まることで、得をする人の意図」。
これは広告なんかが一番わかりやすい。
そして、特に努力せず、黙っても入ってくる情報というのは、この『誰かの意図』が強烈に働いていることが多いのだ。
だから、自分から情報を取りに行かず、ただやってくる情報を飲み込むだけだと、その『他人の意思』に従って生きていることになる。
人生は有限だから、何もかも自分で調べて考える、なんてできないけど…
それでも、自由であるため、誰かの意図に踊らされないため、自分で調べる。
自分で考える。
失敗したら、また最初から。
せめて大切なことには、そんな風でありたい。