不安と向き合う方法として、呼吸は非常に効果がある方法。
個人的に、不安やストレスに「呼吸」は1番効果があると思っている。
単に深く息を吸って、ゆっくり吐き出すだけでも十分効果がある。
さらに、呼吸で「体の中を動かす」「体にある緊張や硬直をほぐしていく」という感覚を掴むと、もっと効果が上がる。
それは、「胃腸炎にかかった時やおなかを下した時に感じる、なんだか腹筋に力が入らない感覚」に近い。
こういう感覚を意図的に呼吸で再現できると、すごくリラックスできる。
やり方は、複雑ではない。
・息を吸う時は必ず鼻から吸う。鼻呼吸は本当に大事なので、鼻が詰まっていてもできるだけ鼻呼吸を意識して欲しい。息を吐く時は鼻からでも口からでもいいが、口の方が長く息を吐けるで、できれば口で。
・できるだけ、吸うときと吐くときの間がないようにする。つまり、停止しないようにする。
・息を吐く時に、胸やお腹の緊張、その他自分が緊張を感じるところを意識して、それを緩めていく。緩めた緊張は、手足に抜けていくようなイメージを持つ。 これは、息を吐く時にリラックスする方法だけど、慣れれば息を吸う時にも同じことができる。とはいえ、吐く時の方が遙かにやりやすいので、最初はこれから始めるのがいい。
呼吸法が軽度の気分障害に効果がある、というのは科学的にも証明されている。
加えて、このような「体の中を動かす」感覚が掴めると、効果はもっと上がるんじゃないかなと思っている。 不安を感じやすい人はぜひ。