前回は「不安の中には、言語化してもあんまり有効じゃない不安もある」ということを述べた。
では、その手の不安とどうやって向き合ったらいいのか?
僕が今のところ答えとして持っているのは、この3つだ。
1. 身体の操作
2. 呼吸
3. 心理操作
この3つは独立してはいるが、同時にできることでもある。そういう意味で、個別のやり方と言うより、「大きな1つ」を別々の角度で見ているとも言える。
1. の身体の操作は、一言で言えば「まとまりのある、重たい体にすること」。やりかたは様々だが、立っていても座っていても寝ていてもできる方法としては、以下のようなものがある。
a. 肩甲骨を背中方向に寄せて、その後、力を抜く
b. 二の腕を外回しにしてその後力を抜く
c. 頭の先を引き上げて、同時に骨盤や肛門を下ろす
d. その後力を抜く
しばらくやっていると、力を入れている時でも脱力した後でも、背骨の周りに体がまとまってくるような感覚が出てくる。同時に、体全体がしっかりとしたものになってくる。
不安に巻き込まれやすい人には、こういう確固とした身体の感覚はけっこう効果がある。
長くなったので、また次回。