上の立場に立つということは、周りを見る目をしっかり意識する必要があるということだと思っています。例えばスタンフォード大学監獄実験などが明らかにしているように、人間には、「どんなん人間であったとしても、権力を身に付ければ人が変わってしまう可能性がある」ということが、ある程度証明されているんですよね。
女風店の中にも、様々な肩書きがあります。経験によって期待されるものが変わる場合もあるでしょう。僕は代表として、店が円滑に運営されていることを確認する立場にいます。そしてこのような「上の立場」に立った時、どうしても周りを見る時に批判的に見てしまったり、自分のことを棚に上げてしまったり、そういうリスクがあるということも感じています。
周りを見る時には、自分のことを棚上げしないようにしたいと思っています。人の振り見て我が振り直せということわざがありますが、それだけではないんですよね。自分を色眼鏡で見て、自分の問題を先延ばしにしたりしないように。自分の責任を回避したりしないように。
このような立場からこそ、傲慢な態度にならないように、気を付けていきたいと思っています。