ご飯茶碗やお味噌汁のお椀を並べるとき、どのようになられるでしょうか。実は、これには地域差があるんだそうです。
農林水産省のホームページによれば、左手前にご飯茶碗、右手前にお味噌汁のお椀、左奥に副菜、右奥に主菜、真ん中に香の物、となっています。このやり方が普通だと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、関西地方ではちょっと違うことがあるんです。関西では、左手前にご飯茶碗、左奥に汁物、右奥に主菜、右手前に副菜を置き、真ん中に香の物を置くことがあります。これは主菜を目立たせるため、あるいは単純にお味噌汁を取りやすいから、といった意味があります。
つまり、ご飯を左手前に置く事は共通している一方で、ある程度は地域性もあるということですね。もしも誰かに配膳するのであれば、汁物はどこに置きたいか、相手に聞いても良いのかもしれません。
そしてそんな時にやってはいけないことこそ、「そんなことも知らないの?」と相手を上から目線で見てしまうことなのかもしれませんね。地域によって違うということを知らなければ、ただのマナー奉行になってしまいますからね。知らないことほど怖いことはないんです。