僕は、努力がすべて実るとは思っていません。努力したってうまくいかないことはある。本人の努力や能力に限らず、タイミングが悪い、そんなこともあります。例えば素晴らしい力があったとしても、その力を今現在欲しいと言ってくれる職場がなければ、仕事はできませんよね。それと同じ。
或いは、努力の方向性が間違っていることもあるでしょう。すぐにうまくいかないことなんて山ほどあります。でも、努力したところでその努力の方向性が間違っていたり、足りなかったりすれば、うまくいくはずがない。さらに向いていない可能性もあります。例えば、僕が今クラシックピアノの練習を始めたところで、プロにはなれないわけです。
でもね、だからといって「何も努力をする必要がない」とは思っていません。努力ってむしろ生き甲斐だと思うんですよね。僕は新しいことに挑戦するのが好きです。何かにワクワクしながら、自分に飽きることなく、常に何かに挑戦していたい。努力をしていたんです。夢を見たいじゃないですか。
「成功する」という確信がなければ、何かをしてはいけないなんてルールはありません。たとえ失敗したとしても、うまくいかなかったとしても、何かに挑戦して感動したり、仲間と悔し涙を流したり、成功して一緒に喜んだり、わくわくしたり、してみたいと思いませんか?僕はいつまでもその気持ちを忘れないでいたいと思います。