紅茶と言えば、好きな人も多いのではないでしょうか。これからの季節は桜の紅茶も出回りますし、おしゃれなものもたくさんありますね。
ロシアンティーというものを聞いたことがあるでしょうか。紅茶の中にジャムを入れたもの、と言われることもあります。しかし、本場ロシアではそのような飲み方はしないそうですね。そもそも紅茶にジャムを入れたら冷めてしまいます。極寒のロシアでそのような飲み方はしないのだとか。確かに寒い日は温かいものが欲しくなりますが、敢えてジャムを入れて冷ましてしまったら、もったいない気もします。
ロシアでは、ジャムを小さな器に用意してスプーンで食べながら紅茶を飲むといったスタイルが一般的なんだそうです。また、ロシアと一言で言っても広大ですからね、地域ごとの違いもあるのだとか。例えば首都モスクワなどにはジャムを食べながら紅茶を飲むスタイルが一般的ですが、サンクトペテルブルグではそのような習慣はないのだとか。
ジャムは甘酸っぱいものですが、これと紅茶の香りが合うんだそうです。それが体内に入り、中から体を温めてくれるため、寒いロシアで愛される習慣になっているそうですね。いちごジャム、マーマレードジャム、そしてりんごジャムなどが愛されているそうですよ。
だいぶ暖かくなってきましたが、まだ寒い日があります。そんな時、あるいはフルーティーな香りで春の訪れを感じたい時など、試してみてはいかがでしょうか。