カップラーメンも、流通する地域によって出汁の味が異なると言われています。関東は濃い出汁が使われていて、関西は薄味なんて聞いたことがある人もいるかと思いますが、なぜ関東と関西で出汁の味が違うのでしょうか。
そこには様々な理由がありますが、まず、物流が違ったということが大きな理由の1つに当たります。関東では鰹節が入手しやすく、関西では昆布が入手しやすかったんですね。
また、水の硬度が違ったのも、出汁の味が変わった理由の1つだと言われています。関東はどちらかというと香水で、鰹節の旨味が豊かに抽出されることが特徴でした。それに対して関西は軟水で、昆布の方が、そのうまさを引き立てられます。
このような地域的な違いがあり、出汁の味が変わっていったんです。コンビニで売られているおでんなども地域ごとに味が違うと言われますが、違う地域に出かけた際には、味の違うものを試してみても楽しいかもしれませんね。