誰もが好きなのりたまのふりかけ。以前テレビでも取り上げられていたことがありましたが、のりたまがどのように作られたのか、知っていますか?
のりたまは、丸美屋食品の創業者、阿部由吉氏が旅館の朝ご飯で「海苔」と「卵」を目にし、それがヒントに考え出されたものだと言われています。海苔も卵も、タンパク質が豊富な食材。しかも組み合わせてもおいしい。そこからふりかけにしようという考えが浮かんだんだそうですよ。
当時は卵を乾燥させてふりかけに使う技術なんてなかったものですから、丸美屋はそこから考えなければなりませんでした。のりたまの中に当たり前のように入っている乾燥した卵の部分を作り上げるために、丸2年かかったなんて言われていますね。初代のパッケージは「のりたま」の文字が斜めに書かれており、それはふりかけをかけるイメージなんだそうです。
のりたまにはこしあんが入っているんですよね。もちろん、ただ豆を粉末状にしたものですから、甘さなどはありません。これは発売当初から入っていますが、残念ながら企業秘密とのことで、なぜそのようなものが入っているのかは誰も知りません。のりたまは、たまご顆粒、たまごそぼろ、焼き海苔、胡麻、抹茶塩、サバ削り節からできあがっており、こしあんはその中のどれかに入っている、ということだそうです。