僕たちが電車などに乗る時は「きっぷ」を購入するわけです。しかし、「切符」と思っていたら、「きっぷ」と書かれていることもありますよね。実は「切符」と「きっぷ」は違うものなんです。
厳密には、このような違いがあります。
・きっぷ:乗車券類と呼ばれるもの
・切符:旅客関係以外で現金を収受する時や内部帳票のようなもの
「きっぷ」こそ、僕たちが購入するアレなんです。乗車券、急行券、グリーン券など、それらすべて含めて「きっぷ」なんです。自動券売機や駅の案内板を見てみると、確かに「きっぷ」と書かれていることがわかります。
それに対し「切符」は、例えば「手回り品切符」「一時預かり品切符」など、「きっぷ」以外で料金が発生する場合に使われるんですね。
こうなってしまった背景には、「乗車券類」という言葉は長すぎて一般に浸透していないこと、しかし漢字にしてしまうと旅客営業制度上、誤った言葉になってしまう。そのために平仮名で表記することにしたのだそうです。