日本人は、老いをネガティブに捉える傾向があると思います。もうこんな年齢だから、もうこんな歳だから、そんな考えがよぎった経験のある人も多いのではないでしょうか。
しかし西洋に行くと、これを前向きに捉える人が多いそうです。最近少し聞いた話ですが、例えば西ヨーロッパでは、年齢を重ねることは「人生の実と収穫の秋」といった考え方もあるそうで、歳をとることは決してネガティブなことではないそうです。
とは言え、年齢を重ねて体に不具合を感じたり、金銭的な不安を覚えたり、そんなことは今やどこの国でも、年金に頼ることはできないですからね。しかし西洋の場合、自分を周りと比較して卑下することが少ないそうです。だからこそ、自分の不安を等身大で捉え、その不安を口に出すことができます。
それに比べて日本人は、人に弱みを見せたがらないところがありますよね。そのために弱みを口に出せず、周りと自分を比較したまま落ち込んでしまうケースが多いそうです。
もちろん様々な人がいますから、一概には言えません。しかし、どうしても周りと比較して自分の年齢を卑下してしまう傾向にある人は、周りと比べることをやめてみても良いのではないでしょうか。