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北條和馬の写メ日記

北條和馬

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  • かき氷はどのように作られたのか:まだ氷を作る技術のない時代
    北條和馬
    かき氷はどのように作られたのか:まだ氷を作る技術のない時代

    ちょっと季節外れではありますが、かき氷。最近はレストランなどでもかき氷が愛されるようになってきましたね。見た目のおしゃれなかき氷も増えているように思います。


     


    このかき氷、実は平安時代から存在していたと言われているんですよ。清少納言の書いた「枕草子」には、上品なもの。刃物で削った氷にあまずら(甘味料)をかけ、新しい金属製のお椀に入れる」という記載があり、これはかき氷のことを指していると言われています。もともとは貴族しか食べられない、高級なものだったんですね。


     


    江戸時代、まだ僕たちが考える冷凍庫や製氷機などはない時代。アメリカから「ボストン氷」と言われる氷が日本に入ってきました。まだまだ値段が高すぎて庶民の手に入るようなものではなかったわけですが、明治時代になり、一般の人々も氷を手に入れられるようになります。1,869年、横浜の馬車道で、日本初のかき氷とアイスクリームを売る店ができあがりました。


     


    また、2年後の1871年、函館の五稜郭で天然水から作られた天然氷が「函館氷」として販売されるようになりました。これが「ボストン氷」よりも安くて質が良かったとのことから、いよいよ多くの人の手に氷が行き渡るようになります。1887年には氷削機が登場し始めますが、それが一般に利用されるようになったのは昭和に入ってから。それまでは鉋(かんな)で氷を削っていたそうですよ。


     


    かき氷と言えば「ただ氷を削ったシンプルなスイーツ」と言ったイメージがありますが、まだ氷を作る技術がなかった時代、このような過程を経て、かき氷が作られていったんですね。