女風キャストとして仕事を始めるまで、僕は文章の書き方などにそこまで興味がありませんでした。ただ通じれば良いと思っていたところもありますし、そもそも誰もが一度は思ったことがあるかと思いますが、学校で習ったことなんてほとんど覚えていない。敬語が大切なのはわかりますし、しっかりとした敬語を使いたいと思う一方で、何が正しい敬語なのかもよくわからない。そんな状態だったんです。
でも、宴の前身であるさくらを開店させ、一緒に働ける仲間たちと出会い、少しずつ意識するようになっていったんです。どうせ文章を書くなら、パッと読んで意味がしっかり伝わる書き方をしたい。きちんとテーマに沿っていること、テーマに無関係な内容が書かれていないこと、軸がしっかりしていて首尾一貫性があること、読み手を迷子にさせないこと、しっかり考えたいなと思うようになったんです。
もちろん文章の書き方なんて、1日勉強したから上達すると言ったものではありません。意識し続ければ、その上達は確かに日進月歩。でもだからといって、1日2日で一気に上達するわけではない。僕たちはもともとアメブロを使っていた時期がありましたが、その頃からできる限り、毎日日記を書き続けています。少しは上達できたかな。
何事も上には上がいます。今の状態に満足せず、更なる向上を目指していきたいですね。