僕は新幹線に乗る機会が多いのですが、あの新幹線、不思議に思うことはありませんか?なぜどの新幹線も、流れるようなラインの形になっているのか、なぜあれだけのスピードが出ていて揺れないのか、カーブでスピードが落ちないのか…
今日はその秘密をお話ししたいと思います。
新幹線があれだけのスピードを出すためには、空気抵抗を抑制する必要があります。この空気抵抗をできる限り抑えるため、先頭車両は飛行機と同じように、流れるようなラインのボディになっているんです。
電車は速度が上がると揺れますよね。列車が速度を上げると、車輪がレールの上で揺れ始め、これが列車に伝わってしまうため、電車は揺れるんです。新幹線では、本体を乗せている台車に空気を圧縮して入れた空気バネを使用しているんです。このため、車輪の揺れが列車本体に伝わらないようになっており、新幹線はあれだけのスピードが出ていても揺れないんですよ。
また、新幹線の線路のカーブはとても緩やかに作られています。また、在来線と交わるところではすべての線路において立体交差式を採用しているんですよ。新幹線は、確かに位置が高い場所を走っているイメージを持つ人もいるかもしれません。あれだけのスピードを出しながら、スピードを落とさずに走行できる秘密ですね。
さらに、電車には信号がありますが、新幹線にももちろん信号があります。しかし、時速200キロで走る新幹線が、信号機を読み取って止まることはまず不可能。むしろ危険です。そのため、新幹線の信号機は運転席に取り付けられており、レールに信号を流して運転手に制限速度を伝える仕組みが導入されているんです。これによって新幹線は、信号を守りながら止まらずに走行できるんですよ。
日本が誇る新幹線、様々な秘密が隠されているんですね。