「定食」と聞いたら何が浮かびますか?一般的に「定食」とは、ご飯、汁物、メインのおかず、副菜、漬物がセットになっているものを指しますよね。実は「定食」というのは、「一定+食事献立」という言葉の略語なんです。
もともと定食は江戸時代、参勤交代をする武士のためにできあがりました。定食の主役はおかずではなく、ご飯なんです。ご飯を美味しく食べるためにいろいろなおかずを組み合わせたものが定食なんですよ。そしてこの定食は、時代とともに変化を遂げているんです。
例えば昭和では、定食は大衆食堂で食べることが一般的でした。地域によって味が違うこともあり、値段も安く、量も多い、というイメージが強い人も多いかもしれません。しかし令和の今、定食はチェーン店で多く食べられています。言い換えれば、どこに行っても同じ味が楽しめるようになり、大衆食堂ごとの違いが減ってきてしまいましたね。また、海外の味をモチーフにしたチェーン店も増えています。
また、大学の学食も変化を遂げているそうです。例えば最近の大学では、吉野家やマクドナルドなどのチェーン店が入っていることも多いとか。最近は朝食を安く提供する大学も増えていると言われており、今の時代は大学も、定食を提供する場所として挙げられるでしょう。
昭和はお店ごとに違いのある大衆食堂が主流でしたが、令和の今は定食はチェーン店で多く提供されるようにあり、味が統一され、メニューも同じになってきたということですね。大学でも定食が楽しめるようになり、しかもグローバルになりつつあると言えるんです。