きのこの山とたけのこの里、日本で大人気のお菓子ですよね。この2つ、どのように発明されたか知っていますか?
最初にできあがったものがきのこの山でした。まず、1970年、イチゴのチョコレートを練り込んだアポロが販売されたことに起因します。当時は板チョコの全盛期で、このアポロはなかなか売れませんでした。アポロを作る工場も全てが稼働することがなく、使われていない部分がもったいないから他のお菓子を作ろうと考えられたのです。
人々が自然に癒されていることを踏まえ、見ただけで自然を思い出すようなお菓子を作ろう、アポロの形状を利用し、それにクラッカーを刺したきのこにしよう、そんなアイディアから作られたものがきのこの山でした。5年かけて工夫がなされ、大ヒットとなったのです。
そして、その姉妹商品としてできあがったものがたけのこの里です。この2つは海外でも大ヒットし、外国人のスポーツ選手などが食べ比べを行ったり、このお菓子を食べている姿を公式動画で発表したりしたため、口コミでどんどん広がっていきました。今ではアメリカでも現地生産されるようになり、その人気は衰えることを知りません。
日本のお菓子がこのようにして長きにわたり、国内のみならず海外でも愛されていること、嬉しいですよね。