1人で仕事はできません。どれだけ有能な人であっても、仲間がいるから仕事ができるんです。そしてそれは、「どれだけ人の話を聞き入れられるか」ということに集約されるかなと思っています。人の助言を聞き入れられない、人の話を尊重できない、それでは、「仲間がいるから仕事ができる」というところまで至っていないと思うんです。
自分のやり方が常に正しいとは限りません。どれだけ自分に経験があったとしても、自分が知らない世界を知っている人だってたくさんいるんです。ましてや僕たちの仕事は接客業、お客様の考え方も多種多様。つまり、自分の感覚とは違った感覚を持っているお客様もたくさんいます。そんな時、周りの人たちの「自分とは違った受け止め方」は参考になります。
自分の経験や年齢がプライドになってしまい、周りの人の意見を受け止められないようでは、そもそも良い仕事はできません。周りの意見をすべて聞き入れる必要はないですし、自分の見解を受け入れてもらう必要がある場合もあるでしょう。しかし、「常に自分の意見が正しい」「周りの意見なんて聞き入れる必要がない」と思っていたら、周りも何も言わなくなります。周りから諦められてしまったら、それこそそれ以上の前進は望めませんね。
周りの意見に柔軟に耳を傾けられる人間でありたいなと思います。そして、「人の話を聞かない」と思われないように、周りが「意見を言いやすい」と思えるような男でありたいですし、僕自身も提案ができるように、引き出しを増やしていきたいですね。