卵と言えば、卵かけご飯を初めとし、目玉焼きや卵焼きなどで愛される食材ですよね。その一方で、卵の衛生管理は日本が世界一とも言われています。卵かけご飯のように、生卵をそのまま食べても問題ないように加工している国は、日本以外にはないと言っても良いでしょう。実際、海外では卵を生のまま食べるなどあり得ない、サルモネラ菌に罹るから絶対にやってはならない、と言われていますね。
そんな日本ですが、皆さん、卵は冷蔵庫で保存しませんか?それなのに、なぜお店では、卵は常温保存されているのでしょうか?
実は、卵は気温差に非常に敏感なんです。卵の殻には気孔と言われる、呼吸をするための小さな穴が無数に開いており、仮に卵の表面に結露が発生してしまうと、その水分とともに雑菌が卵の中に入り込んでしまい、卵が傷んでしまうきっかけになりかねないんです。そのため、卵の表面は洗ってはならないとも言われますね。
つまり、結露させないために、お店では常温保存にしているんです。ちなみに家に持ち帰った後は、冷蔵庫の扉側ではなく、気温差が少ない奥の方で保存した方が良いとも言われているんですよ。