お好み焼きと言えば、関西で広く愛されている日本食の1つですよね。そんなお好み焼きには地域による特色があり、僕は一般的に「広島焼き」として親しまれているお好み焼きがとても好きです。
お好み焼きが発展したのは、戦後の復興が大きく関係していると言われています。第二次正解大戦が終わり、食料が満足に供給されていなかった頃、水で溶いたメリケン粉(小麦粉)にネギなどを載せて焼いた素朴な料理は「一銭洋食」として親しまれていました。これがいわゆるお好み焼きの始まりだったと言われています。物資が不足していても、米軍が日本にメリケン粉を供給していたため、粉だけはある、という状態だったんですね。
そして物資が流通するようになり、ここに麺や野菜、肉などの具材を加えていくようになりました。これにより、今のようなお好み焼きが完成したと言われています。もともと「一銭洋食」と呼ばれていたものは子供が好む食べ物でしたが、ここに様々な具材が加わり、昭和30ん年代には大人にも好まれるものとして発展していったのです。
私たちの生活に馴染んだお好み焼きが実は戦後の復興とともに発展したということで、お好み焼きはまさに日本の歴史が作り上げたものと言っても良いのかもしれませんね。