キャストとして仕事をするにあたり、自分の立場をわきまえるということはとても大切だと思っています。最近、他店キャストの批判をするポストが多く見受けられますね。反面教師として自分の仕事に活かすという意味合いでは、他人を批判に見ることは必ずしも悪いことではありません。しかし、それをわざわざSNSで発信することに関しては、「それはあなたの言うべきことではない」「あなたがはそれを言う立場にはない」と思うことも多くあります。
例えば、キャストが他店の運営の仕方や経営の仕方について、わざわざXで口出しをする必要はありません。講習内容について、「こういう講習が欲しい」などというのも自由ですが、だからと言って、わざわざ他店の講習の在り方をポストで批判する必要はないですよね。
また、本来のアカウント運用とは違った立ち位置でのポストは、女性を混乱させる可能性があります。Xの運用として、自分の立ち位置を明確にする、それに伴って誰に向けてポストをするのか自覚する、それらはとても大切だと思います。自分はどの立場で、誰に向けて発信し、どのような効果を狙っているのか。それをしっかり分析することは、仕事でXを使う上で、重要な作業ではないでしょうか。
尖ったポストが悪いわけではありません。自分ならではの味を出し、目立つポストを書く、そんな努力も良いではないですか。わざと炎上を狙う必要はありませんが、キャストとして毒を吐いたり、尖ったり、自己主張をしたり、そんな努力も大切です。しかしそれらは、自分の基盤を固めてこそ、自分の軸をしっかり持ってこそ可能なこと。自分の立場、誰の目線で誰に向けて発信しているのか、そこがブレないように、しっかりと考えてポストを書いていきたいものです。