年越し蕎麦と言えば、カップ蕎麦を食べる人も多いのではないでしょうか。新年の準備で忙しい中、カップ蕎麦はありがたい存在ですよね。ここでは、マルちゃんの緑のたぬきとどん兵衛の違いを紹介しましょう。
ちなみに、関東と関西では「たぬき」の定義が異なります。関東では、「たぬき」は「天かす、または揚げ玉を載せたかけうどん」を指しますが、関西では「油揚げを載せたかけそば」を指します。つまり、関西には「たぬきうどん」が存在しないということになります。
マルちゃん緑のたぬき天そばは、もともとカップ天ぷら蕎麦として誕生しましたが、その後ライバルのどん兵衛に対抗するために「緑のたぬき」として生まれ変わりました。華やかな風味のかつお荒節と、薫香が強くインパクトのあるかつお荒節の2種類の鰹節をブレンドしているため、香りがよいという特徴がありますね。麺は食べやすい太さの角刃で切った蕎麦麺になっています。
どん兵衛はもともと、カップきつねうどんから発売されました。どん兵衛の名前は、「うどん」の「どん」と関西弁の「どんくさい」という言葉の「どん」が起源となっており、「スマートさからは程遠いけれど、ほのぼのとした温かさ、筋を曲げない頑固さや正直さを表現した」と言われています。そしてきつねうどんが作られた3か月後、どん兵衛天ぷらそばができあがりました。この天ぷら蕎麦では本鰹と宗田鰹の2種類のかつおだしを使用した、コクと深みを重視したつゆになっており、甘すぎずしょっぱすぎず、シンプルな味になっています。つゆは濃く作られているため、白いご飯が欲しくなると感じる人もいますね。
マルちゃんの緑のたぬき、どん兵衛、あなたはどちらが好きですか?好きな方、或いはいつもは食べない方を、年越し蕎麦として食べてみても良いかもしれませんね。