豆腐と言えば、好きな人も多いのではないでしょうか。豆腐は「豆が腐る」と書きますが、別に大豆が腐って豆腐になるわけではありませんよね。
豆腐は、実はもともと中国発祥の食べ物です。そして中国では、「腐」は「腐る」という意味ではなく、熟成させて柔らかく液状にした状態、という意味を持つ言葉なんです。豆腐は大豆をふやかして柔らかくしているため、「豆腐」と書くようになったそうですよ。
それがそのまま日本に入り込んできたため、日本人にとっては「豆が腐る」という、違和感のある表記になってしまい、発酵食品である納豆と取り違えられたのではないかという説まで生まれてしまったんです。また、「腐」は見た目が悪いということで、「とうふ」と平仮名表記を用いているお店も少なくないようですね。
これからの季節は湯豆腐なども美味しくなりますね。体に良い食品を食べながら、寒い季節を乗り切っていきましょう。