キャストとして活動するためには、自分の軸を持つことが大切だと思っています。周りの意見を取り入れ過ぎないこと、周りに振り回されないこと、それは、健全にSNSを運用する上でも重要なのかなと。
しかし、それは「求められている需要を無視して良い」というわけではありません。僕たちは自身をアピールするためにSNSを使っているわけですが、女性に求められていることを無視して「自分はこう思う!」「このやり方でいきたい!」と独自路線を貫いても、それはちょっと違うと思うんですよね。そもそもビジネスをしたいと思うなら、そこにどんな需要があるのか、自分たちの顧客となる人はどのような人たちで、どのような考え方をしているのか、そこまで考えてそれに応じてこそ、成功できるわけです。
僕たちキャストにとって、お客様は女性です。だから、その女性がどのような感覚を持っているかしっかり考えてこそ、キャストという仕事ができるんです。女性の考え方に反発して自己流を貫いていても、それでは、成功は遠いままですよ。
僕は、「こういう意見もあるかもしれないけど、自分はこう思う!」といちいち自己主張をするくらいなら、とにかく行動したみたら良いと思っています。もしもそれが正しいと思うなら、やってみたら良い。でもその代わり、「このやり方ではうまくいかない」と感じたら、そのやり方を変える勇気も大切です。「自分はこう思うから、何があってもこのやり方を貫きたい」といった考え方で成功するほど、甘い世界ではありません。試行錯誤を繰り返し、「結果を出すための努力をすること」こそ、キャストとして仕事をする上で重要なんです。