日本全国、あらゆる場所に行かせもらう機会がありますが、地域による文化の違いに驚くことがあります。有名な違いと言えば、関東と関西のエスカレーターの立ち位置なのではないでしょうか。僕の行動範囲である神戸や大阪では、左立ちが主流です。しかし、それ以外の地域では右立ちが主流ですよね。
その理由は諸説ありますが、関西で右立ちが主流な理由の1つは、阪急梅田駅内のアナウンスが「歩行者のために左側を空けてください」と言っていたから、というものです。それ以外にも、1970年に大阪万博が開催された際、海外では右立ちの国が多いためにそれを採用したのではないか、という説もあります。
それに対して、関東を中心に関西以外の地域では、車の通行と一致させていると言われています。確かに日本は、右側車線を走りますからね。また、江戸時代の武士たちは刀を左側に差していたため、この鞘が触れ合うことのないように、左側通行を始めたのではないかという考えもあるのだとか。
実際に海外でも、アメリカやヨーロッパなど、右側通行の国では右立ちが主流になっている地域が多いそうですよ(もちろん、日本と同じく地域による違いなどもあるかもしれませんが)。そう考えると、おもしろい気がしますよね。