姫路城と言えば兵庫県が誇る国宝であり、世界遺産でもあります。訪れたことがある人も多いのではないでしょうか。白鷺城とも呼ばれる姫路城、その外観はとてもきれいですよね。そんな姫路城には、見どころがたくさんあります。ここでは3点ほど紹介したいと思います。
姫路城は世界遺産として有名ですが、実は、日本初の世界文化遺産なんです。奈良県の法隆寺とともに登録され、これによって世界での知名度をぐっと上げることになったんですよ。世界遺産に登録された理由にはいろいろありますが、「木造建築として世界最高峰の美的完成度」が最も大きな理由だと言われています。多くの木材が使われていて、城塞としての機能と美しさを兼ね備えているんですね。
シャチホコも有名です。通常、お城の天守閣にはシャチホコが設置されています。通常は、口を開けたオスと口を閉じたメスが対になっていますが、姫路城のシャチホコは、両方とも口を閉じているんです。これは昭和の大修理の際、お手本にしたシャチホコが口を閉じたもので、同じ形のものを2体載せたからなのだとか。
また、白鷺城と言われる姫路城ですが、第二次世界大戦中は「黒鷺城」だったんですよ。第二次世界大戦中は、黒い壁だったと言われています。これは、連合国の空襲から姫路城を守るため、黒い網を姫路城の外壁に取り付けたためでした。今でもこの網を取り付ける際に設置された金具が城壁に残されています。その功を成してか、姫路城はほとんど無傷だったそうですよ。
美しい姫路城、ぜひ見に来てみてくださいね。