接客業には、決まったマニュアルが存在しません。確かに、心得ておくべきマナーはありますし、言葉遣いやDMの返信の書き方など、ある程度知っておくべき常識はあります。しかし、「こういう場合はこうすればOK」といったマニュアルは存在しません。そもそも接客業においては、お客様には様々なバックグラウンドの人がいますよね。だからこそ、「こういう場合」というケースさえ多種多様なんです。
そして僕たちは、その時その時に応じてしっかりとした対応をする必要があります。言い方を変えれば、お客様ごとによって目的地の異なるレールの上を、僕たちはしっかり歩いていく必要があるということ。お客様のバックグラウンドや望むものをしっかりと見極め、それを提供する必要があるんです。「この時はこうする、この場合はこうしたらOK」なんてことは決まっていないため、自分で考えて、瞬時に行動しなければいけません。
つまり、キャストにはそれだけの力が求められるということです。もちろん、経験がなければ困ってしまうこともあるかもしれません。そのためにも、しっかりと経験を積み、周りの助言を聞き入れ、それでお客様に向き合っていかなければならないんです。女性によってバックグラウンドも求められるものも異なります。だからこそ、「自分は経験豊富だから大丈夫」なんてことはありません。
大変だと思いますか?もちろん、簡単ではないこともあります。でも、だからこそ、女風キャストの仕事はおもしろいんですよ。