言い方ってすごく大切ですよね。どんな内容であっても、伝え方一つで相手が受ける印象は大きく変わります。頭ごなしに否定されたら、誰だってそれ以上は話したくなくなってしまうでしょう。でも、相手が聞く耳を持ってくれたなら、もっと話してみようかな、と思うかもしれません。
僕が社会人として仕事をするにあたり、その「言い方」が顕著に表れるのは、謝罪の時かなと感じています。芸能人などもそうですが、謝罪会見などをした結果、その謝罪が社会に受け入れられる場合、そうではない場合、ありますよね。いったい何が違うのかと考えた時、服装などもありますが、やっぱり謝罪の仕方、説明の仕方、ここにヒントがあるのかなと思うんです。
例えば、よく言われるのが「誤解を与えてしまって申し訳ありませんでした」という言い方。これは「誤解をした相手」を責める言い方になってしまうため、謝罪において適切な表現とは言えません。僕も以前は深く考えていませんでしたが、このような言い回しで逆に問題に火をつけてしまうことさえあると思います。だからこそ、言葉を選ぶって大切なんです。
今は宴の代表として仕事をしていますが、うちの運営や在籍しているキャスト、そしてもちろん、お客様、周りの人と話す時には言い方に気を付けなければと思わされます。どうせ言葉を使うなら、お互いの士気を高められるような、お互いの気持ちを上げられるような、思いやりを感じられるような、そんな言い方をしたいじゃないですか。だからこそ、普段からね、気を付けていきたいなと思うんです。