キャストとして、体調管理を意識していますか?僕は若い時、体調を崩すことなんて滅多にありませんでした。体調を崩すことがないから、無理もしますよね。徹夜も普通でしたし、自分はずっと健康だと思っていましたね。それでもなんとかなってしまうんですから、過信するのも当たり前です。
でもこの年齢になり、それではダメだということがわかるようになりました。僕も人並みにコロナを経験しましたし、疲れが溜まったのか、風邪を引いたわけでもないのに高い熱が出てしまったこともあります。そしていろいろ考えて、「しっかり活動するためには、体調管理も仕事の1つなんだ」と考えられるようになったんです。
最初はね、正直、ショックだったんですよ。昔は無理できたのに、昔は体調なんて崩さなかったのに。昔はちょっと寝れば体力が回復したのに。そう思って自分の年齢を実感し、妙にショックを受けてしまったんです。でも考えたんですよ、今と若い時は違う。今の方が、ありがたいことに責任のある仕事を任せてもらっていますし、その分、昔の仕事とは重みも違う。だからね、同じではいけないんです。頭を使うことも多い。つまり、休む必要があるんです。
それに気づいてから、睡眠時間を確保することを意識するようになりました。今までは何かしていないと気が済まないと言いますか、仕事をしていなければ気が済まなかったんです。でも、睡眠時間をしっかり意識するようになり、幸いにも体調を崩すことはなくなったかな。体調管理も仕事のうち、本当にそうだと思います。
年齢を重ねて変わることは確かにあります。でも、そんな変化も含めて楽しみながら、今の年齢を活かして仕事をしていきたいですね。