ブリンブリンのバッキバッキのベース音!かなりの個性を醸し出している。
跳ねて唸って喚いても美しくも歌えるボーカル。2本の7弦ギターの重み。跳ねまくるリズム隊。
僕が高校生の時から愛してやまないもの。1994年デビューのアメリカの超ビッグな5人組(今は4人組)ロックバンド"KORN"(コーン)。
歌が入らなくても、演奏を聴いただけで分かるバンドは滅多にない。あのバッキバッキのベース音を聞いたら「あ、"KORN"だ!」って一発で分かるんだから。
正に暴れ回る音。ヘビーロックバンドの最高峰、しかも今でも現役バリバリ。音楽性も多彩で、大御所なのに約2年に1度のペースでアルバムを出しているんだから。
初めて聞いた曲は、1996年発表の2枚目のアルバム"Life Is Peachy"の一曲目、"Twist"。もうぶったまげたのなんのって…
「えっ!?」という表現がピッタリ当てはまると思う。何かのお経か?呪文か?呪いか?といった印象。
聞いてもらえれば分かると思う。エンドレスで"Twist"を爆音でかけていて、「気持ち悪いからやめて!」って言われたこともあったっけな。
あんなどこにも誰にも似ていない曲に向かって「何ちゅうこと言うんや」って思った記憶。でもそれだけインパクト大の曲ってことだ。
マジでエグい(もちろん良い意味で)。頭の中でぐるぐる回る曲だから。
時を経て、今や大御所の"KORN"。デビューから27年目を迎えても現役バリバリで、曲を出すたびにノックアウトさせてくれる。
2022年発表14枚目の最新アルバム、"Requiem"の1曲目"Forgotten"。凄まじくヘビーなのに、どこか寂しさが漂い、そして美しい。
めちゃくちゃヘビーなのになぜか聞きやすく、引き込まれていくんだから。あぁ、日本でライブしてくれないかなぁ…