僕が中学の時から愛してやまないもの。それは日本のロックバンドBUCK-TICK。先日櫻井さんの訃報が飛び込み、本当につらいけれど、それでも僕の中で櫻井さんがいなくなるなんてあり得ないし、これからもずっとファンでいることは変わらない。
大御所にも関わらず約2年ごとにアルバムを発表し、ファンを退屈させないバンド。どれだけすごいのかと聞かれたら、とにかくすごい。
*デビュー36年目
*メンバーチェンジなし
*約2年毎にアルバムの発表
*メンバーのビジュアルの進化が止まらない
*アルバムごとの音楽性の変化
*未だ現役バリバリ
*休まないバンド
*メンバー全員仲がいい
これだけで僕は、この日本に生まれて良かったと思える。常に今が1番かっこいいと言えるバンド。世界中を探しても、こんなにかっこいいバンドはない。
初めて聴いた1992年発表のアルバム「殺シノ調べ」。"This is NOT Greatest Hits"といった副題。
「グレイテスト・ヒッツアルバムではない」、過去のアルバムの人気曲を再録音したアルバム。意味もわからず1曲目を聴いた時、「何や?このインベーダーみたいな音は?」と言ったことを覚えている。
しかも歌は英語。ギターはサイレンみたいな音を出している。
何をやっても新鮮で、鳥肌が立ちまくっていた中学時代の僕には、その音楽は衝撃度大×10ぐらいぶっ飛んでいるように思えた。
そんなBUCK-TICKが、つい先日23枚目のアルバム「異空」を出した。言うまでもなくすべて感動する曲ばかりだが、13曲目の「名も無きわたし」という曲に、僕は心酔している。
歌詞を見ながら聴いたら勝手に涙が出てくるんだから… ボーカルの櫻井さんの声に心を打たれ、酔いしれ、堕ちていくような気分だ。
28年ぶりのミュージックステーションへの出演。前回出た時は、忘れもしない僕が中3の時。そして今は43歳。
これこそ正に、僕のアイドルといえる存在。櫻井さんの歌声はもう聞けない。それでも僕は、BUCK-TICKに一生ついていきたいと思っている。