今から20年前ぐらいに〝変態さんおいでやす〟というイベントをやったんです。想像以上の応募があって最終5人に絞ったんですね。
23歳の北條和馬、1人で勝手にね〝飛ぶ鳥を落とす勢いのイケメン男〟などと豪語してたっけ...笑(今聞いたらダッサイ表現やで笑)
まぁ勢い任せに何だってできたものです。アイディアには自信があったし、人を集めるのにも自信があった。
話は戻って、その5人というのはスーツバッチバッチの今でいうイケおじ5人組。まぁカッコよかった。オーラが凄まじい。そんな5人がね...
某有名キャラクターの着ぐるみ(股間部分はフリースタイル、すなわち丸見えってことね)に着替えてきて登場したわけ。
そんな姿で現れたら誰だって笑いますよね?笑
僕が爆笑して5人組に目をやったら誰も笑ってないわけ...むしろちょっと怒ってる?みたいな感じでね。じきにそのうちの1人が...
「何がおかしいんだ?君は我々のことをとんでもないど変態などと言って笑っているが我々にとっては、これが普通のことなんだ。本当の変態は変態などと自分では言わない。これが我々のライフスタイルなのだ。そして変態などという言葉を軽く使うんじゃない。敬意を払いたまえ。人をしっかり見てその場の空気を読め。今の君にはこの場を盛り上がるなんてできるわけがない。君は我々にとって役不足だ...」と。
(狂ってるわ。マジでやられた...このガチ勢5人組ヤバい...ほんまにやばい奴らや...)と思ったのは言うまでもない...
思い返したらね、あの頃の僕は礼儀も知らない謙虚さのかけらもない、ただの調子に乗っているクソガキだったんですよ。イケイケどんどん最高!みたいなやつね。
実際のところあの事件(僕の中では大事件だった)のおかげで人というものに考え始め、人によった雰囲気作りの重要性を考えることができるようになったんです。
やはり、スーパーエリートは何をしていてもスーパーエリートなんだなってしみじみ思ったものですよ。
アレが僕の変わるきっかけ、転機になったんです。そして今まで軽率に使っていた変態という言葉をできる限り封印して敬意を込めて〝猛者〟と呼ぶようにした。
北條和馬の写メ日記
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俺の自信をへし折ったスーパーエリートたち北條和馬