こんにちは
実は僕、タモリさんが大好きです(唐突)
シュールかつ誰も傷つけない笑いを取れる人は天才だと思っていて、そんな芸当の先駆け的な存在だと思います。
そんなタモリさんの、超絶かっこいいエピソードを今日はお届け
タモリさんが芸能界に入られたきっかけになった方が、漫画家の赤塚不二夫先生。ここのエピソードは割愛しますが、ふたりは肉親の仲を超えるほどの親密な、互いの人生に欠かせない存在だったのだとか。
そんな赤塚不二夫さんが亡くなった際に、弔辞を読んだのがタモリさんです。
弔辞の中で、タモリさんは下記のことをお話ししています。
「お前もお笑いやってるなら、弔辞で笑わせてみろ、と言っているに違いありません。」
「私はあなたに生前お世話になりながら、一言もお礼を言ったことがありません。それは肉親以上の関係であるあなたとの間に、お礼を言う時に漂う他人行儀な雰囲気がたまらなかったのです」
「しかし、今お礼を言わさせていただきます」
「私もあなたの数多くの作品のひとつです」
抜粋した箇所は一部ですが、どんな形で出会い、どのようにしてタモリさんの人生を赤塚さんが変えたか、赤塚さんへの想いがどれだけ大きいか、がよくわかるような弔辞です。
2人の関係を知らない人にも、互いが特別な存在だと思っているんだろう、ということがよく伝わる、素晴らしい弔辞だと思っています。
ただ、何が一番かっこいいかというと、その弔辞が記されていると誰もが思った手元の紙。
これが、全くの白紙だったことです。
つまり、タモリさんはアドリブで赤塚さんとのエピソード、赤塚さんへの想い、その全てを語ったのです。
なんっっっっってかっこいいんだ!!!!!
ネットで探すと、弔辞の全文が読めますので、是非探してみてください