中学3年生にして塾に通いだした童。
あー、めんどくさい。
いつバックれようか考えながら数回通った頃
塾の塾長が
『お前は俺に似てるな〜、俺もそんな感じだったよ笑』
大体、大人から発せられる言葉は『ちゃんとしろ』でした。
童に対して、そんな言葉をかけてくる大人が今まで居なかったので童はびっくりしたのでした。
塾長の情報を書き出すと
・センター分け襟足がロン毛
・上がり眉細め
・マスク
・とんでもないくらいガニ股
・だりぃー。が口癖。
・身長は高く、細身。
正直、塾という場であんまり見ることがない見た目と人種。
童は初めて大人に対して興味を抱きました。
そして、話していくにつれて塾長と話すことが目的になり逃げ出そうとしていた塾に通えていました。
話すためにちょこっと勉強する感じでしたね。
今思えば本当に上手くやられたなと。
話しててわかったのですが、塾長元ヤン。
色んな話を聞かされました。
童くらいの時期は不良全振りで勉強なんてしたことなかった。
めちゃくちゃ可愛い子が集まる学校を知り、そこに入りたくて猛勉強。
結果、合格。
童にとっては全部が新鮮でいつの間にか自分と重ねておりました。
そして『俺もこの人のようになりたい』
初めて尊敬できる人に出会ったのです。
ここから童の中で革命が起きます。
人生という中で初めて目標というものが出来ました。
水を得た魚のように童の人生が活発になります。
進路相談の三者面談の際に、先生、両親がそれはちょっと無理じゃない?...と苦笑いするような進路先を設定。
もうこれと決めたらこれな性格の童はその高校しか見えていませんでした。
だがしかし、勉強を一度もしたことない童。
積み上げてきたものはなにもありません。
中学3年生の勉強を進めながら、中学1年生〜2年生の勉強をしなければいけないというとんでも狩猟クエストが発注されました。
1年は365日。
3年間分の勉強を1年で理解する所まで済ませる必要があります。
圧倒的に今までの内申点が低いのでなんとしてても稼げるだけ、稼がなければなりません。
その上で、試験問題にも取り組む必要があります。
覚悟を決めた童。
1年間12時間/日 勉強する日々が幕をあけました。
んじゃまたね。
クロの写メ日記
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。クロ