「そこに、膝をついてごらん」
そう囁いたとき
君はほんの一瞬だけ
まばたきを遅らせた
それでも逃げることなく
静かにその場に跪いた姿が
たまらなく美しかった
命じることは「支配」ではない
"慈露"にとってそれは「信頼の証」
そして君の中に眠る「快楽の扉」を
静かに開けていくための「鍵」でもある
従うたび、君の呼吸が深くなり
視線が少しずつ潤みを帯びていく
それは快感の表情ではなく
どこか“許された”ような安堵と
快感とは違う美しさがあった
命令に応えることは、決して服従じゃない
むしろ、君が自ら選んで差し出す
「愛の形」
だと思っている
だからこそ、慈露は急がない
ひとつずつ、言葉で触れ、心を見つめ
その都度、君の「綺麗」が
深まっていくのを感じながら導いていく
声を荒げることなく、ただ素直に
「はい」
とだけ返してくれたその瞬間
"慈露"は確かに
君の快楽の輪郭を見る
慈露の写メ日記
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◆Day31-4◆慈露の言葉に従うたび、君は綺麗になっていく慈露