最初はくすぐったそうに笑ってた君
お尻をそっと撫でる手をぴたりと止める
その直後…
パンッという音とともに肌が跳ねた
「痛かったかな?」
そう訊くと
ちょっと口を窄ませ無言で首を振る君
ゆっくり撫でて、またひとつ叩く
柔らかく、でも逃がさないように
呼吸が浅くなり、腰がわずかに揺れてくる
痛みと快感って、すごく近いところにある
張った音と、じんわり残る熱が
君の奥のスイッチを、少しずつ押していく
パンッ──
「…んっ」
音が響くたびに、君の身体が反応していく
ただ触れるだけじゃ届かない場所に
この手のひらが、確かに届いてる
赤く染まったお尻に、そっと口付けしたら
君の背中が小刻みに震えた
ちゃんと見てるよ
ちゃんと感じ取ってる
だからもう、遠慮しないで
叩かれることで、ほどけていく君を
"慈露"にもっと見せて
慈露の写メ日記
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◆Day29-4◆手のひらでしか、届かない場所がある慈露