目が覚めた瞬間
すぐに思い出したのは
あなたの指先のあたたかさ
どこにも触れていないはずなのに
首筋に、腰に
まるで"記憶の手"で
触れられているかのように
肌がざわついている
きっと、昨夜の余韻が
身体の奥に残ってるんだね
香りも、息づかいも
全部がまだ
"慈露"の指にまとわりついてる
そんな朝って、
少しだけ…ずるいよね?
ひとりで目覚めたはずなのに
ふたりの夜が
また始まりそうになるんだから
慈露の写メ日記
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◆Day28-1◆まだ、あなたの香りが指に残ってる慈露