目が覚めると、まだ隣にあなたがいて
寝息は静かで、髪がちょっとだけ乱れていて
そのまま抱きしめたくなった
でも抱きしめるのはきっと
まだ早い気がして
だから、そっと指先で背中をなぞったんです
肩から腰へ、肩甲骨をなぞって
優しく、優しく、ただ指をそわせる
言葉も音もいらない朝
ふたりの間にあるのは
"ちゃんと側にいる"っていう
静かな確信だけ
きっとあの瞬間
抱きしめるより深く伝わってた
おはよう
今日もあなたのそばにいられて
うれしいですよ!
露花の"慈露"より
慈露の写メ日記
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◆Day27-1◆抱きしめる代わりに撫でた朝慈露