何度も呼ばれてきたはずなのに
ある瞬間だけ
その"声"が心まで届いてしまうことがある
施術の最中
"慈露"があなたの名前をそっと口にするとき
それは単なる呼びかけではなく
あなたの"いま"に触れるための合図です
たとえば…
唇のすぐそばに耳を寄せて
「〇〇さん…」
と息を乗せて囁かれた瞬間
身体がびくんと震えてしまう
それは感度でも、羞恥でもなく
"存在を認められた"
ことへの
本能的な反応かもしれません
名前にはあなたの歴史が宿っています
ずっと呼ばれたかった
でも呼ばれなかった響き
"慈露"はあなたの名前を
やさしく大切に呼びたいと思っています
もしあなたが声に反応して
ふるえてしまったなら――
それは身体が
「ここにいていい」
と言っている証拠です
あなたの"名前"を通して
心と身体がつながっていく
そんな快感のかたちも
きっとあるはずです
露花の"慈露"より