昼下がりって
不思議な時間です
あたたかい光に包まれて
少しぼんやりしながら
ふと誰かを思い出してしまう
そんな時間帯…
朝の忙しさも夜の誘惑もない
そんな静けさの中で
「今、何してるかな…」
なんて考えてしまう相手がいることは
少しだけ切なくて
でもちょっと嬉しいことでもありますよね
会えない時間が思いを育てる
言葉も触れ合いもないぶん
その人を思い描く"想像力"が
感情の輪郭を優しくなぞっていく
"慈露"はそんな想像の中に
ふいに現れる存在でありたいと思っています
「この前の夜を思い出して…」
「もし、今すぐ触れられたら…」
そんなふうに
あなたの妄想の中で息づけたなら
それはとても幸せなことです
ひとりの昼下がりでも
あなたの中に静かに膨らむ妄想を
大切にしていてください
それは再会のときにきっと
現実をもっと濃くして行きますね!
露花の"慈露"より