朝、目覚めたばかりの
あなたの瞳が
少しだけ遠くを見ているようなとき
"慈露"はそれを
「まだ夢の中にいるまなざし」
だと思っています。
現実と夢の境目があいまいで
声をかけるとほんの少しだけ
間を置いて応えてくれる
そんな時間がとても愛おしく感じます
慌ただしい日常が動き出す前の
静かな余白
その中にあるやわらかい無防備さ
それは夜の余韻を
まとったままのあなたが
まだ完全に"戻ってきていない"証拠
でもあるのかもしれませんね
誰にも見せないような
ゆるんだ表情とまだ整いきらない髪
でも慈露にとっては
それこそがいちばん素のあなたに近い
美しい一瞬です
もし今朝も
そんなまなざしで目覚めたなら
今日という日もあなたにとって
やさしくあたたかなものでありますように!
露花の"慈露"より