ひとりで迎える朝
でも、ふとした瞬間に
あなたの"呼吸"を思い出すことがある
施術の最中
手のひら越しに伝わる小さな震え
息が浅くなったり
ふいに深く吐かれたり
"慈露"が見つめているのは
そんな"あなたのリズム"です
どれだけ触れても
呼吸が乱れたままだと
身体はなかなか
安心して開いてくれない
逆にたったひとつ深い吐息が重なるだけで
まるで身体の扉が
音もなく開いていくこともあります
"慈露"にとって"呼吸"は会話です
言葉よりも正直で
快楽のスイッチよりも早く反応する
あなたからのサイン
そんな呼吸を思い出す朝は
少しだけ口角が緩みます
今日の空気がまだ冷たかったとしても
あなたの中にちゃんと
"あのときのぬくもり"
が残っていますように
そう願いながら、今日の朝を始めています
露花の"慈露"より