ねっとりと舌に残る甘さって
どうしてこんなに忘れられないんだろう
最初はただ優しくて
とろけるみたいに柔らかいのに…
あとからじわじわ痺れてくる感じ
まるで午後の陽だまりに沈みながら
身体の奥が熱を持っていくみたいに
たとえばさっき交わした言葉…
たとえばまだ残る唇の記憶
舌での記憶って
深く繋がってるからこそ
快楽の"余韻"にもなり得るんだと思う
甘いだけじゃ終わらない
痺れるくらいにじっくり染み込んでくる…
そんな"味"を慈露との時間で感じてほしい
午後はゆっくり溶けるような刺激が似合うから
何度でも、味わって
露花の"慈露"より