どんなに上手くふれても、
相手の気持ちがぎゅっと閉じていたら、届かないことがあります。
逆に、まだふれていないのに、
そばにいるだけで、ふっと安心してもらえることもある。
それって"空気感"なんだと思うんです。
話し方とか、目のやさしさとか、
沈黙の中に流れる時間のやわらかさとか。
"慈露"が大事にしているのは、
「何をするのか」じゃなくて、「どうそこにいるのか」
目の前の人が、少しでも安心してくれたら、
その人の中の力がゆっくり動き出す。
ふれる前に、ちゃんと伝わるものがあるって、
この仕事をしてきて、何度も感じてきました。
"信じてもらえる空気"
それを纏うことが、慈露の技術のひとつだと思っています。
露花の“慈露”より
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