露花

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慈露の写メ日記

  • ◆Day.1-4◆濡れても、泣いても、慈しむ
    慈露
    ◆Day.1-4◆濡れても、泣いても、慈しむ

    夜って、ときどき、こころが静かに湿り気を帯ていて、少しだけ寂しくなる。


     


    誰かに触れたくなる瞬間より、触れられたいって思う夜の方が、ずっと深い気がします。


    慈露も、そんな夜を何度も過ごしてきました。


    眠れないベッドの中で、ただ静かに呼吸を繰り返しているだけの時間。


    心がやわらかくなりすぎて、気づけばなにもかもが沁み込んできそうになる。


     


    セラピストである前に、慈露もひとりの人間です。


    あなたと同じように、ときに甘えたくなったり、触れてほしくなったり、あたたかい沈黙の中に、身を沈めたくなる夜もあります。


     


    そんな夜があるからこそ、触れる時のやさしさが変わるのかもしれません。


    孤独を知っている人間の手は、きっと、少しだけ、あたたかい。


     


    あなたの夜にも、しずかに寄り添える存在になれたら。


    それが、慈露の願いです。


     


    露花の“慈露”より